極細ファイバー内視鏡を導入
新しく直径1.8mmの極細ファイバー内視鏡を導入しました。
元々は新生児の鼻の中などを調べるために作られたオリンパス製の内視鏡です。
手元のレバーで先端を上下に曲げれて見たい所が見れます。
鼻の中や耳の中を覗いて調べるのが主ですが、尿道や膀胱などの観察にも役立ちそうです。
あと直径2.5mmの気管チューブ(人工呼吸をしたり、より安全に麻酔を行うために気管に入れるチューブ)にも入るので、口が大きく開かないウサギなどに気管チューブを入れるときに内視鏡で見ながら確認して入れることが出来そうです。
上記の極細ファイバー内視鏡ですが、ネコちゃんの鼻の中などを観察するのに役立ってくれているのですが、細さのあまり「コシ」がなく大型犬の耳の中など「長く曲がっている所」には使いづらい時もありました。
そこで今回さらに2本のファイバースコープを導入しました。
1本目は直径3.4mmと少し太い分「コシ」があり画質もすこし良いです。
ネコの鼻には太くて入りませんが大型犬の鼻や耳の中には使いやすいです。
2本目は直径1.8mmと先日導入した物と同じ極細なんですが、スコープの長さが60cmあり他の2本のファイバースコープの2倍の長さです。
この長さのおかげでオスの尿道(メス数倍の長さがあります)・膀胱の観察が可能になりました。
そして今まで自分だけしか見ることが出来なかった画像を、スタッフ・飼い主さまにも見れるようにテレビ画面やパソコンに映すためのCCDカメラも購入しました。
これでファイバースコープの映像をパソコンで録画出来るようになり、飼い主さまへのインフォームドコンセントに役立っています